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レクと音楽療法の違い

音楽レクと音楽療法の違いは、音楽レクは「歌う」「体を動かす」「楽器を演奏する」「楽しい」など内容的には同じように見えることがあります。しかし、大きな違いは「療法目的」を設定しているかどうかです。

 

「なぜこの曲をつかうの?」

「同じ曲ばかり使うのはなぜ?」

「なぜこの楽器を、この曲で使うの?」

 

これらには全て理由があります。反応の得られにくい対象者の反応が得られる曲であれば、同じ曲を繰り返し使用します。「この対象者には」「クールダウンが必要な場合はこの曲を使用する」などプログラムの一つ一つには理由があるのです。

音楽療法6つのプロセス

 

音楽療法では、個人・集団の形態を問わず下記の6つのプロセス繰り返しながら、対象者への関わり方、音楽療法の必要性などを検討します。

 

1.「アセスメント」対象者に関する情報を集め、分析するプロセスです。アセスメント用紙を使用することもありますが、療法士が初回の音楽療法のセッション中に対象者と関わることを通して行う場合もあります。

 

2.「目標設定」アセスメントから得た情報から長期目標と短期目標を設定します。身体的な目標・心理的な目標・感覚的な目標などに分類し、必要な支援を明確化します。

 

3.「プログラム設定」対象者の年齢、生活歴、好みの音楽などの情報から、目標を達成しやすく、楽しみながら活動できるプログラムを設定します。

 

4.「音楽療法セッションの実施」プログラムに沿って音楽療法セッションを提供します。当日の対象者の状態に合わせて柔軟に変化を加えることが大切です。

 

5.「記録」終了後には必ず使用したプログラム、その目的と観察結果を記録してご依頼主にお届けいたします。

 

6.「振り返りとカンファレンス」音楽療法士と病院・施設のご担当者、またはご家族と音楽療法での様子を共有し、目標やプログラムの見直しを行います。